パリの日本人
パリ市内の中でも特に閑静な15区の住宅街にあるサダハルアオキのセギュール店。フランス人は自分のお気に入りのお菓子をずっと食べ続ける人たちが多いのだが、この店の客層は場所柄、洗練された舌を持つ年配のマダムが多く、その傾向は一層強まるそんな彼女たちに、「気がついたら食べたくなるのよ」「身体が欲っしてるの」と言わせてしまうのがサダハルアオキのお菓子である。 この街に1号店を開いてから15年以上の歳月が経つ。パリっ子にとって、サダハルアオキはユニークで珍しい日本人のパティスリーではなく、「わたしの街にとって欠かせないパティスリー」として認められ、定着している。